釣行データ
- 2021年6月1日
- 曇り、中潮
- 気温: 18度
- 風速: 北北東4.6m
- 水温: 18度

ヒットルアー
ヒットルアーはメガバスのカゲロウ100F。僕のヒラスズキ釣りでは最早欠かせないルアー。
ホームの磯でヒラスズキが釣れる時期がそろそろ終わりを迎えそう。
最近の釣行では、ヒラスズキを掛けてもバラすことが多くランディングに至っていない。先日も4バイト0キャッチなんて日があり、バラしは運が多分に絡むとは言え、反省しきり。
昨日バイトを得ながらもフックアップに至らなかったヒラスズキのリベンジを果たすべく、朝マズメにいつもの磯へ行くと、運良く一番乗り。
海の様子を見てみるとベタ凪でほとんど波がない。そんな中でもセットを待てば、薄いながらもサラシが出来る場所へ行く。ここは昨日唯一のヒラスズキのバイトを得ながらフックアップ出来なかったポイント。きっとまだ同じ場所にいるはず。
ベイトは先週までいたカタクチは抜けてしまったようだが、3cmほどのマイクロベイトが磯際にたくさん確認出来る。
サラシが薄いのでパイロットルアーはカゲロウ100F。パイロットルアーと言いつつ、これで釣れなければ今日は釣れないと言える海況。そう言い切れるぐらいに凪の日のカゲロウには絶大な信頼を置いている。
こんな日は、可能な限りシルエットを小さく見せたいので、カラーはクリアの面積が多めのナミノハナ。このルアー、このカラーで一番多くヒラスズキを釣っているのではないかな。
おそらく昨日バラしたヒラスズキが居付きの個体ならば、今朝もまだ同じ場所にいるはず。今日は是非とも獲りたい。
とにかく波がないので投げるタイミングの待ち時間が長い。ようやく来た波のタイミングを見計らってキャスト。
ヒラスズキは磯際、岩に当たった波が這いあがり、その後海へと流れ落ちる小さなスリットにいるはずだ。ピンポイントにスリット目掛けてコースを通すつもりが、波の力でやや沖向きへ流されてしまう。
凪ということもあり、警戒心が強いのか、タイトに攻めないとヒラスズキは口を使ってくれなさそう。
凪の日はカゲロウ
数投目にして上手い具合に狙ったコースを通すことが出来た。そして予想していたその場所でヒラスズキがヒットしてきた。
ヒラスズキ釣りの面白さを一言で言うと「答え合わせが出来ること」に尽きる。
ポイントの状況に応じて、コースやレンジ、ヒラスズキがヒットするポイントを想定し、そこから使用するルアーを選定する。いざキャストして狙い通りにヒットが得られ、自分の戦略の確からしさを確認出来るのは何とも言えない「してやった感」がある。
パワー溢れるファイトもヒラスズキの魅力だが、一度この快感を味わうとヒラスズキ釣りに夢中になってしまう。
ドラグ音が鳴りラインが出て行く。身切れしない程度にドラグを少し締めてラインを巻き取る。すると「グングンッ」とロッドを絞り込むヘッドシェイクでヒラスズキが応えてくれる。
根に巻かれないよう、またエラ洗いをされないよう、ロッドを左に傾けて更にラインを巻き取るが、意に反してヒラスズキはガボガボッと派手なエラ洗いを2度見せてくれる。
更にエラ洗いをされないよう、一気に巻き取り、波が来たタイミングでずり上げでランディング。少し弱めの波だったがなんとかランディングに成功。
ヒラスズキには普段はキャタリナ4000Hを使っているが、先日の水没によりゴリ感が出てしまったので現在入院中。
今日は代わりに同じキャタリナではあるが4000のノーマルギアを使っている。巻き取り長の違いが思いの外大きく、もっと早く寄せられるかと思ったが手間取ってしまった。
フックの掛かり具合を見ると外掛かりだったので、一気に勝負を決めて正解だったかも知れない。
しかし凪の日のカゲロウの魚を引き出す力は目を見張るものがある。


凪の中苦労してようやく引き出した一匹だけに喜びもひとしお。
その後少しポイントを休ませた後に二匹目がヒット。こちらは一匹目と違い随分とイージーに食って来た。重量級の引きにサイズアップを確信したが、惜しくもファイト中にバレてしまった。ヒラスズキ釣りにはある程度のバラしはつきものではあるが、やはり何度経験しても悔しい。
今日も安定のカゲロウだった。
ヒラスズキは懐石料理屋でフルコースに
釣り上げたヒラスズキは久々にキープし、知人の好意により懐石料理屋に持ち込み、ヒラスズキのフルコースを作っていただいた。



さすがプロの調理。全てが桁違いに美味しい。これまで釣ったヒラスズキは、自宅で刺身、昆布締め、ポワレ、フライなどいろんな調理方法で食べてきたが、ヒラスズキ料理にすっかり飽きてしまい、最近は釣ってもリリースしてばかりだったけど、改めてヒラスズキの美味しさを実感することが出来た。次はまたキープして久々に調理してみよう。
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