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ヒラスズキ初心者の僕が、初心者の今だからこそ書ける「初心者向けのヒラスズキの釣り方」を書いたら、初心者が1匹目を釣るためのお手伝いが出来るのではないかと思いましたので、正に初心者真っ只中の今、このタイミングでブログに残しておきたいと思います。
ヒラスズキのエキスパートが書いたヒラスズキの釣り方は世に溢れていますが、釣れて当たり前の彼らには書けない、初心者の立場に立った初心者に有益な記事が今の自分には書けるのではないか、後で自分で読み返してみてもおもしろいかも知れない、というのが記事を書くに至った主な動機です。※後で読み返してみたら全然違うかも知れませんね。
どのくらい初心者かというと、今年の2月に初めてヒラスズキを釣って以来、4月6日9月24日現在で通算617匹釣っています。
「ヒラスズキ初心者におすすめの一軍ルアー」を知りたい方は以下も参考にしてください。
記事の対象者と記事のポイント
この記事の対象者は以下とします。以下のようなヒラスズキ釣りの初心者の方々の参考になれば幸いです。
- 対象者
- ヒラスズキを釣ってみたいが、まだ釣ったことがない人
- ヒラスズキを釣ったことはあるが、たまたま釣れた、何故釣れたのかわからない人
- この記事のポイント
- 初心者向けなので安全第一
- ルアーの操作が簡単
- 初心者でも釣れる(釣れた実績がある)
ヒラスズキが釣れる時期
磯でヒラスズキが釣れる時期は、地域性がありますが、夏の暑さがおさまる10月から6月ぐらいまでの間になります。
その中でも釣りやすいのは、1月から5月ぐらいで、1月2月の寒い時期には産卵の関係か、大型が釣れる傾向があり、春には春爆と言われる比較的イージーに釣りやすい時期があります。
初心者の場合はこの春爆の時期に通うことをおすすめします。
ヒラスズキがいるポイント
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まず最初にヒラスズキがいるポイントですが、有名なのは皆さんご存知のサラシです。
サラシはあったほうが良いかと言われれば答えは「Yes」です。しかし荒れ過ぎは良くありません。上の写真程度のサラシで充分釣れます。
条件的に良いのは前日まで数日間荒れていて、釣行当日はほどほどの荒れ具合であることです。
前日までの荒れによりヒラスズキが接岸していることが考えられ、運が良ければ数釣りが楽しめる溜まり場に遭遇することもあります。
当日穏やかであれば初心者には安全に釣りがしやすい状態といいことづくめです。可能であれば風が吹いていなければライントラブルも少なくなり尚良しです。
参考までに、以下は僕が初めてヒラスズキを釣った時の天気及びタイドグラフです。朝マズメでしたが、波高は1mもありませんし、風速は2-3mほどでした。このような海況で、72cm、4kgの大物ヒラスズキが釣れました。
![](https://izu-fishing.com/wp-content/uploads/2021/02/B6CD10C9-E88D-4139-8ADB-C28B9D586AD9-700x912.jpeg)
荒れ過ぎた海況ではヒラスズキも定位するのに体力を使うでしょうし、そもそもルアーを追うのにも体力を使うでしょう。
更には荒れた海況では、我々ヒラスズキ初心者にはルアーの操作が困難です。
多くの場合、波の力であっという間に足元までルアーが戻されたり、思わぬ方向へラインを引かれます。投げる度にルアーの位置を見失い、運が悪ければ根掛かりしてルアーをロストします。ヒラスズキがいるポイントは岩やシモリ、海藻があったりしますので根掛かりやラインブレイクは付き物ですが、これらは出来る限り避けたいものです。
そして荒れた海況での釣りは何よりも危険です。磯に立って辺りを見渡し、濡れていない場所だから大丈夫だろうと甘い考えでいると、急な高波が腰まで襲ってくることがありますのでくれぐれも気をつけましょう。僕も3回ほどヒヤッとしたことがありますが、いずれの場合も、ここなら大丈夫だと安心していた立ち位置でした。
話をサラシに戻しますが、ヒラスズキは捕食にサラシを利用します。つまりヒラスズキにとってサラシはダイニングテーブルでありリビングルーム(普段居る場所)ではありません。
普段はサラシの近くの居心地の良いリビングルームのソファに居て、ソファからダイニングの方をじーっと見てご飯(イワシなどの小魚)が流れて来るのを待っています。ここでいうリビングルームのソファはサラシの下やサラシの際、サラシに絡んだ筋や岩やシモリ、スリットなどの障害物等です。つまりはサラシの強い流れを避けつつ、ベイトが流れて来るのを目視出来る居心地の良い場所です。
そしてご飯が流れて来たら、よっこいしょとダイニングに移動してバフッと吸い込んで食べます。ちなみに下から食い上げて来ることが多いです。
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ルアーを投げる場所
サラシのどこにルアーを通せば良いか、おさらいになりますが、それはリビングルームのソファです。
つまり以下にルアーを通します。
- サラシの下やサラシの際
- サラシに絡んだ筋や岩やシモリの際、上など
- スリット
そして重要なポイントですが、ルアーを投げるのは上記ポイントではなく、上記ポイントの少し沖に投げます。ポイントから数メートル先で良いですが、遠い分には効率は悪くなりますが問題はありません。
ヒラスズキは彼らの目の大きさからわかるように、かなり目が良いです。リビングルームからダイニングテーブルにベイト(ルアー)が流れて来るのをじーっと見ています。急にダイニングテーブルに「ドンッ」とルアーを置くとビックリしてしまうので、脅かさないよう少し先からプレゼンテーションしてあげる必要があります。
さらに追加するとヒラスズキは捕食がとても下手です。
ヒラスズキは表層でヒットすることが多いので、下から食い上げて来るバイトシーンを目撃することが頻繁にありますが、フックアップしないことが多いです。こちらが見ていてイライラするぐらい捕食が下手です。
バイトがあるのに乗らないショートバイトは主にこれが原因で発生していると考えられます。
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ヒラスズキ初心者におすすめのルアー
ヒラスズキ用のルアーには、ミノー、シンペン、バイブレーション、スピンテール、ワームなどたくさんありますが、ミノー、中でもフローティングミノーがおすすめです。
フローティングミノーがおすすめな理由は、1番はゆっくりアクションさせられること、次に当たり前ですが、浮くので根掛かりを避けやすい、或いは根掛かりしても回収しやすいことにあります。
フローティングミノーの中でのおすすめはサスケ 120 裂波です。
ヒラスズキに効果的なルアーのアクション
ヒラスズキ初心者がヒラスズキを釣るのに最も効果的なアクションはただ巻きです。しかもかなりゆっくりとしたただ巻きです。
前の項目で書いた通り、ヒラスズキは捕食が下手です。そんな捕食が下手なヒラスズキに確実にルアーを食わせるにはゆっくり動かすのが1番です。早巻きによるリアクションで食って来ることも勿論ありますが、ミスバイトになることが多くなります。
では「どの程度ゆっくり巻いたら良いか」ですが、ルアーがギリギリ動く程度に、波の中をユラユラと漂わせるようにゆっくり巻くのがおすすめです。場合によってはラインスラックを取る程度にゆっくり巻くことが効果的な場合もあります。
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おさらい
ヒラスズキ初心者がヒラスズキを釣るには、以下の3ステップがおすすめです。
- フローティングミノーを選択し、
- 以下のポイントの少し先にルアーをキャストし、
- サラシの下やサラシの際
- サラシに絡んだ岩やシモリの際、上など
- スリット
- ゆっくりとただ巻きする。
以上です。
![](https://izu-fishing.com/wp-content/uploads/2021/03/41BCAA14-CF7D-4577-AF21-6752340E9CA2-700x525.jpeg)
ヒラスズキのタックル
僕が現在使用しているタックルを掲載しておきます。
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