伊豆の地磯からヒラスズキのランカーサイズを釣ることが出来た。念願叶ってようやく今年の目標の一つを達成。
ランカーらしきサイズをヒットさせる機会はこれまでもあったが釣り上げるには至らずだった。2021年の釣りもそろそろ終わりかという年の瀬に漸く、初のランカーヒラスズキを釣ることが出来た。
釣行データ
- 2021年12月28日
- 晴れ、長潮
- 気温: 5度
- 風速: 西4.4m
- 波高: 0.8m
今月お店をオープンし、その疲れか、はたまた気温の低下で純粋に寒いからか、釣りに対するモチベーションが低下して釣行回数が減っている。
潮はというとこれまでいい思いをしたことがない長潮で、潮汐表からも分かる通り、潮の動きも決して良くはない時間帯、そんな中久々にヒラスズキを狙いに行ってみようと考えたのは、夜中に強風が吹き朝マズメには微風になる予報だったから。
夜半の強風でヒラスズキが接岸し、朝には風が収まり釣り易くなっているだろうと期待した。
日の出前とはいえ東の空が少し明るくなる時間に1箇所目のポイントへ到着。夏の釣りと違って朝マズメの時間帯が遅くなり睡眠不足にならないのが冬の釣りの良いところ。
さて、ポイントに到着して現場を見渡すと波はなくベタ凪と言って良いほど。昨夜の風はサラシを呼んではくれなかった。
潮位も思ったより低く釣りにならないと判断して2番目のポイントへ移動することに。
ヒラスズキは潮位が低い方が良いというのが一般的だが全てのポイントに当てはまるかというと決してそんなことはなく、やはりそれはポイント次第になる。
2番目のポイントはというと、遅い時間に着いた割にはポイントは貸し切り。ここは潮位が高くても低くても実績がある。
セオリー通り手前のポイントから順に撃っていくが反応得られずメインのポイントへと移動した。
ヒットルアーはエースのカゲロウ100F
波待ちが必要なほどのベタ凪なのでルアーはサイズを落としてカゲロウ100F、カラーはこの時期の定番ナミノハナをチョイス。キビナゴやナミノハナといったマイクロベイトに滅法強く、この時期はこれさえあればヒラスズキが釣れる、もしくはこれを投げて釣れなければそこにヒラスズキはいないと言って良いほど信頼している御守り的なルアーとカラーの組み合わせ。
ここでもやはり足元から拾って行く。足元から攻め、徐々にキャスト範囲を広げることでポイントを荒らさず広範囲を効率的に探って行くことが出来る。
しかし結局足元では釣れず、波待ちをした後、少し先の磯の先端に向けてキャストすることにした。
とにかくサラシが薄いので狙い目は目に見えるストラクチャー。岩に上がった寄せ波が再び海へと流れ込むポイントを狙う。流れ込みにルアーを流し漂わせる得意な釣り方。
サミングをして最高のポイントに最高のタイミングで着水。水平浮きのカゲロウ100Fは、サミングをすることで着水と同時に綺麗に泳ぎ出してくれるので怪しまれずナチュラルに誘うことが出来る。リア下がりのルアーではそうはいかない。
まずはノーマルリトリーブでダイブさせ、引き波に漂わせるためにラインスラックに少し余裕を持たせる。
1.5秒に一回転ぐらいのデッドスローで磯際をトレースし、引き波の流れを感じるポイントでステイさせると、「ドンッ」とバイトが来た。直後に激しいエラ洗いをするが、ほぼ水中でのエラ洗い。全身は見えないものの見えた姿はクエかと思うほどの太さと重量感。これまで釣ってきたヒラスズキとは明らかに異次元のサイズだ。
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