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磯でヒラスズキを狙うための装備について

タックル
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磯でヒラスズキを釣るために必要な装備について、安全性と機能性を中心に、実際に僕が使用しているアイテムをご紹介します。

本記事で紹介するのは主に服装になります。ヒラスズキ用のタックルについてはこちら。

通年必要な装備と季節によって必要となる装備があります。

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通年必要な装備

一年を通して必要となる装備は、ライフジャケットとスパイクシューズです。

ライフジャケット

ライフジャケットは必ず浮力体が入っているタイプを選びましょう。膨張式のタイプは磯では役に立ちません。

手持ちのライフジャケットがあればそれで良いですが、出来ればフロントポケットが薄いタイプ、もしくはフロントポケットが無いタイプがおすすめです。

磯釣りを始めてみるとわかりますが、磯は滑り易く驚くほどよく転倒します。僕も何度か派手に転んでヒラスズキロッドを折ったことがあります。タックルの破損は買い直せば済みますが、磯での怪我は場合によっては命取りになります。足元の視界が確保されていると転ぶリスクを減らすことが可能です。

おすすめはアピアのアクティブパフォーマンスベスト、ガネットプラス、ガネットです。アクティブパフォーマンスベストとガネットプラスはフロントポケットにルアーケースが入ります。ガネットはポケットがないため、別途ウエストバッグやリュックが必要になります。僕はなるべく持ち物を減らしたいのでポケット有り派です。

アクティブパフォーマンスベストは僕も愛用しており非常に満足度が高いです。以下で詳しくインプレしています。

スパイクシューズ

スパイクシューズの種類は大きく分けて2つ、ラバーソールにピンが打ち込まれたスパイクシューズと、フェルトのソールにピンが打ち込まれたフェルトスパイクがあります。

地磯におすすめなのはスパイクシューズです。

ウェブや書籍等でフェルトスパイクが万能という説明を見かけることがありますが、確かに磯に立ってしまえばフェルトスパイクの方が万能かも知れませんが、磯までの道中は多くの場合は山道を通ります。その山道でフェルトに土が詰まってしまうと、磯の岩の上では滑り易くなりグリップが効かず非常に危険です。

沖磯であればそのような心配はありませんが、地磯であればスパイクシューズを選んでおいた方が安全な場合が多いというのが経験上のアドバイスです。

おすすめはマズメのスパイクシューズです。

スパイクシューズの寿命は、主にスパイクピンの減り、生地の破損、縫い糸のほつれが挙げられますが、マズメはスパイクピンにタングステンを使用しており、他の多くのスパイクシューズが使用しているステンレスピンと比べると圧倒的に摩耗しません。本記事執筆時点で購入後一年と2か月経過しており、その間週に3-4日釣りに行っていますが、ピンの先端が少し丸くなった程度で一本の欠損もありません。一部ソールに埋没しつつあるスパイクピンがありますが、まだまだ使用可能です。

生地の破れもありませんし、極力縫い糸を使わず作られているためほつれも見られません。

マズメに限らずスパイクシューズの靴紐は解け易いです。靴紐が解けた状態で磯を歩くのは、場合によっては落水など、大変な危険を伴いますので解けないタイプの紐へ交換して使用しています。

スパイクシューズの中は防水靴下をおすすめします。完全な防水とはならず、使用状況により浸水してきますが、普通の靴下を履くよりはずっと快適ですし、冬も寒さが和らぎます。

ヘッドライト

磯でヒラスズキを釣るには断然朝マズメがおすすめです。朝マズメの一番良い時間に釣りをしようと考えると、暗い時間にポイントに入ることが多くなります。その場合はヘッドライトがないとポイントまでたどり着けませんし、タックルの準備もままなりません。

魚を驚かせないよう赤色灯のモードがあるタイプを使用する必要があります。

おすすめはブラックダイヤモンドのストームです。シンプルなヘッドバンドタイプで防水性が高く使用後は水洗い出来るのでメンテナンスも容易でおすすめです。

ランディングツール

磯でのヒラスズキでは、基本的には波の力を利用したずり上げでランディングを行なっています。その後フィッシュグリップで挟み安全な場所へ移動してプライヤーでフックを外すようにしています。

ランディングツールのおすすめは、ボガグリップとステンボーンプライヤーです。ボガグリップ、ステンボーンプライヤー共に頑丈に出来ており、磯で使用する道具として非常に満足度が高いです。どちらも少々値段が張りますが、一度買えば一生使えるほど頑丈なので、他の商品を何回も買い替えるよりお得だと思います。またどちらも使い慣れ(ノールックで使えるようになる)がある商品のため、同じ商品を使い続けられるメリットは大きいです。

愛用しているボガグリップのインプレはこちら。

個人的な意見になりますが、磯ヒラのランディングには安全の観点からネット(タモ)を使用しません。荒波が打ち寄せる中でタモ入れをした結果、磯際にネットが引っかかる恐れがあり返って危険な場合があると考えてのことです。

その他の装備

その他必須でありませんが、おすすめのアイテムとしては、頭部保護のため、帽子もしくはヘルメットがあると良いです。

転倒した時の保護だけでなく、根掛かりを外したルアーが自分に向かって飛んで来ること等もあるため、極力身体の露出は避けた方が無難です。

春から秋の磯ヒラ装備

春から秋の気温・水温ともに高い時期は、トップスはラッシュガード、ボトムスは水切れの良いレギンスに水着を重ねて着用しています。まるで泳ぐような格好ですが、泳ぐことは想定してはいませんし、泳ぐ以前に波を被ることは避けるべきと考えています。汗をかいたり潮を被っても渇きが早い服装が理想的です。

グローブは5本指を指先までカバーするフルグローブがおすすめです。フックが手に刺さることを防止するため、万が一落水した場合にフジツボなどの貝類で手を切らないために全て覆われていると安心できます。

秋から春の磯ヒラ装備

秋から春の気温、水温が低い時期は、アウターとしてゴアテックスの上下を着用しています。インナーは比較的寒くない時期は春から秋の格好をそのまま使用していますが、寒い時期はトップスは長袖のヒートテックに薄手のフリース、もしくはヒートテックの2枚重ね、ボトムスはヒートテックのレギンスを着用しています。

グローブはやはり5本指を指先までカバーするフルグローブがおすすめです。怪我の防止の他に寒さ対策になるネオプレン素材がおすすめです。

マズメのグローブはフィット感が高く、グローブを装着した状態でもルアーの交換が楽に出来ておすすめです。難点は人差し指の指先まで滑り止めが付いており、キャストの邪魔になることです。

今回ご紹介したのは僕が実際に使用している磯ヒラ装備です。皆さんが安全第一でヒラスズキ釣りを楽しむために参考になりましたら幸いです。

おすすめヒラスズキタックルは以下をご覧ください。

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