まだ夏の名残の高水温が続き、伊豆のヒラスズキシーズンにはまだ早い9月10日、試しにと出かけた調査で、幸運にも磯でヒラスズキが釣れた。
釣行データ
- 2021年9月10日
- 晴れ、中潮
- 気温: 23度
- 風速: 北北西0.9m
- 水温: 25度
ヒットルアー
ヒットルアーはポジドライブガレージのスウィングウォブラー85S。記念すべきスウィングウォブラーでは初めてのヒラスズキ。
少し早めのヒラスズキ調査
夏の青物が全くと言っていいほど釣れず、9月を迎えてしまった。そして9月に入っても引き続き青物は釣れない。
ベイトは極小(2cm程度)のマイクロベイトが磯際に溜まっており、時折水面を追われる様な動きが見られたり、ルアー回収時に逃げる様子が見られる。
「青物はトップとサイズが全て」
と考えているので、この夏投げ続けていたのはラピード、レガートの190サイズのダイペン。このマイクロベイトでは流石に難しいのかなと考えつつも小型青物は無視し続けていた。
そんな折、雨が続き、朝晩は肌寒いほどに気温が下がって来た。連れて水温も下がっているだろうから、ひょっとするとヒラスズキが釣れるかも知れない。明日は潮は上潮でサラシもある程度は期待出来るだろう。
とは言え、伊豆の磯ヒラのシーズンインは例年ならまだ一か月ほど先であり、水温も適水温からは5度ほど高いことから、ほぼ釣れない(居ない)と考えており、ダメ元、釣れたらラッキー程度の気持ちでヒラスズキの調査に行くことにした。ここ数ヶ月の釣行で釣れないことにはすっかり慣れている。
スウィングウォブラー85Sにヒラスズキがヒット
ヒラスズキが居るとすればベイトが溜まっている磯際、連日確認しているマイクロベイトを食べているならルアーのサイズは小さめが良いかも知れないと考え、選んだルアーはポジドライブガレージのスウィングウォブラー85S。カラーはカタクチピンクベリー。
とは言いながらも、実はヒラスズキに関してマッチザベイトはあまり意識していない。というのもルアーとベイトのサイズが合わなくても食ってくることがとても多いから。
ただ今日狙う予定のポイントはシンペンが使いやすく、以前からスウィングウォブラーに類似したアピアのハイドロアッパーをここではよく使っている。
さて、肝心のポイントはと言うと、サラシは十分あり、上潮の最高のタイミング、朝マズメとこれで釣れなければヒラスズキは居ないと判断するに十分の条件が揃っている。すなわち今回の調査には最適。
1番の目的はあくまでも調査なので、広く探れるよう、足元のポイントから順に打っていくことにする。
スリットにサラシが広がったタイミングでスウィングウォブラーを打ち込み馴染ませる。サブサーフェスを水平に3回ほど通しても反応は無い。この時期このポイントではサラシから青物が食ってくることもあるが、青物の反応も無い。
向きを変え沖向きのオープンエリアと馬の背の先端から足元までの磯際を引くポイントを狙う。しかしここでも反応は得られずじまい。
少し移動して次のスリットへ。ここでは今までヒラスズキのヒットを得ることはあってもピックアップ間際のヒットが多く、掛かりが浅いが故にバラしてばかりで釣り上げるには至っていないポイント。
磯に打ち上がった波が海へ流れ込むピンポイントへスウィングウォブラーをキャスト。潮に馴染ませ、ゆっくり引いてくる。
自分のヒラスズキ釣りにおけるシンペンの使い所は、ピンポイント狙い且つ動き出しがキーとなる場合と流れの中をドリフトさせる場合が多く、今回は前者。それ以外ではほとんどミノーを使っている。
出るならここだろうというポイントを通しても出ず。再度同じポイント、同じコースを通すと、グンッとティップが入り、派手なエラ洗いを続けて2度。それほどサイズが無さそうなのでバレ防止のために一気に抜き上げ、無事にランディング。
サイズが小さいほど元気よくエラ洗いし、バレる可能性が高くなるが、今回もGクラフトのロッドがヒラスズキの激しいヘッドシェイクに柔軟に追随し、素晴らしい仕事をしてくれた。本当にこのロッドはヒラスズキ釣りにおける最高の相棒だ。
久々のヒラスズキ。この高水温期によくぞ居てくれた。
新調したプライヤー、ステンボーンプライヤー190がめでたくヒラスズキで入魂となったのも嬉しいところ。
吐き出されたベイトは予想通り2cm程度のマイクロベイト。
プレシーズンのこの時期に自分の狙ったとおりにヒラスズキが釣れたことに喜びを禁じ得ない。改めてヒラスズキ釣りの楽しさを認識した。
これだからヒラスズキ釣りはやめられない。
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