【伊豆半島 地磯 ヒラスズキ】サスケ 裂波 120でヒラスズキ 72cm 4kg(2021年2月5日)

ヒラスズキ
スポンサーリンク

伊豆ヒラスズキシーズンにはまだ早い2月5日、長らく追いかけていたヒラスズキが漸く釣れました。初めて釣ったヒラスズキが72cmの4kgの大物で喜びもひとしお。

スポンサーリンク

釣行データ

  • 2021年2月5日
  • 晴れ、小潮
  • 気温: 6度
  • 風速: 西3m(※以下のアプリの風速は体感的にズレている気がします)
  • 水温: 16度

ヒットルアー

定番ではありますが、サスケ120裂波で釣れました。

ヒラスズキを釣るのは難しい

ヒラスズキを釣るのは難しい。

よく言われることですが、この言葉を僕は嫌と言うほど実感してきました。近所のヒラスズキポイントに足繁く通うも、あまりにも釣れなさ過ぎて一時ヒラスズキを釣るのを諦めかけたことがあるほどです。

ヒラスズキが釣りたくて一念発起、昨年の春から磯釣りを始め、初めてのヒラスズキ狙いの釣行でヒットさせ、「なんだヒラスズキなんて簡単に釣れるじゃないか」とニヤついたのも束の間、後は抜き上げるだけという段階で足元でバラしてしまいました。その時の場面は今でも鮮明に思い出せますが、その時の喪失感と言ったら言葉に出来ません。

その後も近所のヒラスズキポイントに通い続け、何度か掛けるチャンスを得ながら、バイトを弾く、エラ洗いをされフックアウトする、足元まで寄せた後にランディングをミスするなど、全てバラしてしまう始末。果たして自分にヒラスズキを釣る日が来るのだろうか、もうヒラスズキは諦めて自分にとって相性が良さそうな青物に専念した方がいいんじゃないかと考えたこともあります。

昨日、一昨日もヒラスズキを掛け、足元まで寄せた後、ランディングで抜き上げをミスしてバラすという失敗を続けていましたが、

  • 連日ヒットさせている
  • いずれも足元まで寄せることに成功している

ことから、状況は悪くない、そして以前よりも着実に、物理的にもヒラスズキとの距離は縮まっていると不思議な自信が湧いて来ました。自分がヒラスズキを釣るのはもはや時間の問題だと思えてきたのです。

風速3m、波はやや荒れ

ヒラスズキポイントへ到着すると、前日は春一番が一日中吹き続けて大荒れだったのに対して今日は風速3mほどと比較的穏やか、波は昨日の強風の影響でやや荒れた状態を保っています。海況としては昨日の方がヒラスズキ向きな気がしましたが、今日こそヒラスズキを釣るんだと、昨日ヒットさせたサスケ 120 裂波を昨日ヒットさせたのと同じポイントを目掛け第一投をキャスト。

ヒラスズキタックルを揃えた時に買ったヤマガブランクスのバリスティック ヒラ11MHを磯での転倒で折って以来、次のヒラスズキロッドの選択に悩み過ぎて、未だ新調するに至っていません。伊豆のヒラスズキ釣りは足場が高い場合が多く、バリスティック ヒラのようなある程度の大きさまでは抜き上げ出来る九州系ロッドが有用と判断して購入したのですが、通うポイントのヒラスズキには少しロッドの調子が強いのか、バイトを弾いてしまうことがありました。

そんな経緯でバリスティック ヒラを折ってからは青物用のプラグロッドを使ったり、エギングロッドを使ったりしています。

青物用のロッドではバイトを弾くことが多かったので、最近のタックルはエギングロッドの使用率が高いです。リールだけはパワフルにキャタリナというアンバランスな、そしてちょっと心持ちが悪い組み合わせで挑んでいます。

まだ夜明け前の暗い時間のファーストキャストは、着水点もどれぐらい飛んだのかも正確にはわかりません。昨日のヒットパターンを踏襲し、サスケ 120 裂波をギリギリ泳ぐ程度のデッドスローで誘います。

ルアーローテーションも効果無し

数投するもアタリは無し。ルアーサイズを落としハードコア ミッドダイバーヘビーショットベビーロウディーなど試しますがなんら反応を得られず。少し広範囲に投げてもダメ。

ポイントを一昨日掛けたスリットの際に、ルアーもその時のヒットルアーのハイドロアッパーにチェンジ。うまい具合に狙った場所へ流し込めましたが、残念ながらヒラスズキは出てきません。イメージは完璧なのですが。

うーん、今日はダメかも。と半ば諦め気味になりましたが、潮の動きを考慮すれば時間がまだ早いだけかも知れないと考え、一旦狙いを青物に変更してヒラスズキのポイントを休ませることにしました。

青物狙いの場合は基本的にはトップウォーターを使用します。トップで釣るのが楽しいということもあるのですが、経験上トップが一番釣れる可能性が高いと考えています。

波がガチャガチャしてるのでそんな状況でもアクションさせ易いダックダイブF190、そしてロックスプラッシュを投げましたが青物は出ず。

雰囲気は悪くないのですが魚は居ないのか。足元を見てもベイトは確認出来ません。せめて沖にベイトが居てくれたら良いのですが。

休ませたポイントでサスケにヒット

ヒラスズキのポイントを離れ20分ほど経過したでしょうか。潮は今がベストタイム。休ませたヒラスズキのポイントへと期待を込めて戻り、ルアーを再びサスケ 120 裂波へチェンジする。

気を取り直して最初に攻めたポイントにキャストしてデッドスローで引いてくる。しかしアタリは無い。

今日はこれまでの実績ポイントにはいないんだと諦め、普段あまり投げていない、立っている磯の先端、馬の背になっている際に出来ているサラシの向こう側を狙ってキャスト。

デッドスローでサラシに向かってサスケを引いてくると、ハンドル3回転目、サラシに入ったぐらいの位置で急にドスンした重みを感じたと思ったら次の瞬間にエラ洗い。そしてドラグを鳴らして走りだしました。

「来た!」

バイトの瞬間はよく分からず、いきなり重さを感じたことから吸い込むようなショートバイトの後反転したのだろうと思います。

引きの強さが昨日一昨日バラしたヒラスズキより圧倒的に強い。ロッドがエギングロッドだということもありますが、ロッドがバットから曲がってしまい、なかなか思うようにコントロール出来ません。

「デカい!」

なによりいきなりグッドサイズのヒラスズキがヒットするとは考えておらず心の準備が出来ていませんでした。

極力エラ洗いをされないようにティップを水面付近、なんなら水中に入れるぐらいまで下げながらラインを巻きます。こいつは何が何でも獲りたい。

ロッドの貧弱さに対してリールはキャタリナ4000HにメインのPEラインは2号、リーダーは8号。巻き取る力だけは十分。巻いてはラインを出されを繰り返し、頼んでもいないエラ洗いを更に2回ほどトッピングされヒヤヒヤするも、なんとかバレないままでいてくれてホッとします。

沖に向かって走ったり、磯際のスリットに突っ込んだり、ボトムへと潜ったり、その度に巻いてはラインを出されを繰り返し、5分ほどファイトしたでしょうか。後ろを振り返り昨日までの連続バラしの反省を活かし用意してきたタモを手に取ります。その際ラインのテンションが緩んでしまいヒヤッとしました。

そろそろヒラスズキも疲れてきた頃だろうと判断し、頭の方にタモを差し入れ、ロッドでタモへと誘導しますが、タモの大きさに比較してヒラスズキが大き過ぎて入り切らず、あろうことかグルンと網の部分が下向きに回転してしまいました。

このままではバレるかも知れないと、丁度来た大きな寄せ波の力を利用して一気にずり上げました。

無事ランディング成功。

初めて釣り上げたヒラスズキ。達成感に気持ちの高揚が収まりません。

銀色の鈍い光りに包まれる魚体に、体高の高さも相まってヒラスズキの美しいプロポーションにしばし魅了されます。そして想像していたよりずっと大きい。間違いなく今まで自分が釣った中で1番大きな魚に嬉しさが込み上げてきます。

フックは口の外にリアフックが、バイトが浅かったのか、所謂外がかりと言われる状態でしたが、トリプルフックの内二本が刺さっており、その内の一本は硬いところに刺さっていました。タモ網にヒラスズキは入ってませんでしたが、都合良くルアーのフックが網に絡んでいました。

波に洗われない場所へ引き上げ、メジャーで計測すると72cmあり自己記録更新。自宅で計測すると重さはジャスト4kgでした。長さ重さともに自己記録を更新しました。

落ち着くと改めてエギングロッドでよく獲れたものだと思いますが、足元に寄せるまでのやり取りは、絶対にバラしたくないという気持ちもあり、体力的にも精神的にもこれまで経験した中で一番大変でした。これがヒラスズキロッドならもっと楽だったろうと推測出来るので、やはり新たにヒラスズキロッドを買い直した方が良さそうです。何を買おうか迷ってしまいますが。

長い期間追いかけてきた(途中諦めたこともありますが)ヒラスズキを今日漸く初めて手にすることが叶いました。嬉し過ぎて個人的には初めてヒラスズキを釣り上げた2月5日を「ヒラスズキの日」として命名して公休日にしたいぐらいです。

ヒラスズキの激しいファイトから、ヒラスズキゲームが青物に引けを取らないほどのおもしろさがあることを実感するとともに、ヒラスズキの美しいフォルムから、ヒラスズキに魅了される釣り人の気持ちが心の底から理解出来ました。ある意味目が醒めたような心持ちがします。

胃の内容物は、10cmほどのイワシが数匹、ある程度消化された状態で確認出来ました。磯際にはイワシはおろかベイトが見当たらないので、沖から浅瀬に入ってきた、もしくは他のエリアから回遊してきた個体なのかも知れません。

この1匹がまぐれではないよう、次の2匹目のヒラスズキ(約2週間後に釣れました)を早々に釣り上げたいところです。

ヒラスズキ タックルデータ

ヒラスズキ
スポンサーリンク
スポンサーリンク
izu-fishingをフォローする
スポンサーリンク
伊豆のルアーフィッシング

コメント

タイトルとURLをコピーしました