これまでで一番悔しい思いをした釣行になりました。
過去一番の大物を掛けたにもかかわらず、結果的に釣り上げることが出来なかったので大して面白くもない記事になりますが、あまりにも悔しいので自分への戒めのために記事として残しておくことにしました。
釣行データ
- 2021年4月26日
- 晴れ、大潮
- 気温: 11度
- 風速: 北東8m
- 水温: 17度
- 透明度: 8m
ヒラスズキ狙いには最適な予報
風速が北東8mの予報で、ホームのエリアではヒラスズキに最適。
最近はヒラスズキを掛けてもフックアップしない、ランディングをミスって足元でバラすことが続いています。今日は釣りたい。
ポイントに着くと誰もおらず貸し切り。大潮の日は比較的混むことが多いのに、最近は餌釣り師もあまり釣れていないのか。
誰もいないのでのんびり手前から、そして数獲れるように足元から順に撃って行くことに。
パイロットルアーはカゲロウ100F
風が強いこともありウネリも入っていて雰囲気は抜群、なのに食ってこない。
過去の実績ポイントを次々と撃ってもアタリらしい反応すら得られない。波待ちする必要すらないような海況なのにこれほど苦労するとは。
パンチラインマッスル80を投げたところで風が吹き、コースが変わり岩に激突。頭だけ戻ってきました。
すっかり日が登ってしまったこともあり、ヒラスズキは諦めて冷やかし程度に青物を狙うことに。
冷やかし程度に青物狙い
青物を狙うと言っても持って来たタックルはヒラスズキ用のみ。ルアーは青物のチャンスがあった時のためにと一個だけ持って来ていたヘビーシンペン、タックルハウスのコンタクト ファルケ。
比較的シンペンでの釣りを苦手としていますが、このファルケは初めてプラグで青物を釣ったメモリアルなルアーです。
フルキャストした後はまずはトップからスキッピングで誘いますが反応無し。
もう明るいから青物は居るとしても水面に浮いてはいないかも知れないと考え、ボトムへと沈ませ誘い上げをすることに。
ボトム狙いに変えて2投目、ボトムを取り緩巻きを始めたところで重みを感じたので合わせを入れる。
鈍い動き出しを感じたと思ったら一気に右側へ走り始める。キャタリナのドラグが鳴りどんどんラインが出て行く。巻こうにも巻けずラインは出る一方。
これはヒラマサか。しかもこの引きはメーターオーバークラスかも知れない。
ドラグを締め一旦突っ込みを止める。しかし巻き取ることが出来ないし海に引き摺り込まれそうになる。しかも立ち位置から右方向は大きく根が張り出していて下手をするとラインが切られてしまう。
魚の走りが止まったところで、張り出している根を避けるため、ロッドを寝かせつつゆっくりと左側へスイープさせるとゆっくりではあるもののこちらへ寄せることができる。このままオープンスペースの正面側へ寄せることが出来れば獲れるかも知れない。
グングンっとロッドが絞り込まれる。ゆっくり寄せては来るものの重い。信じられないぐらい重い。今まで感じたことのない重さで、これまで釣って来たサイズとは格が桁違いなことが容易に分かる。
ゆっくりと寄せつつ少しずつでも巻き取れる分を巻き取る。なんとか根に巻かれることは防げたようで難所をクリアー。ホッと一息。
漸く近くまで寄せることが出来てこれは獲れたかも知れない、とランディングの位置を確認して魚を誘導しようと頭の向きを変えたところでセカンドランが始まってしまった。
これまでのファイトで十分疲れさせたと思っていたのですが、全く疲れていなかったようで、再び右側の根がある方へ一気に突っ走って行く。
根をかわすためには流れ込みを越えて磯渡りをしなければいけないのですが、今日は波高1.7m。波が高くて渡れずこのままのポジションで粘るしかない。
根に入られないようにロッドを立てて耐えているとドンッと尻餅。ラインブレイクしてしまいました。あー、終わってしまったと10秒ほど放心状態。獲れなかった。
もう青物用のルアーが手持ちに無いので片付けて上がることにしました。
終わった直後はしくじったなと思う程度だったのですが、磯からの帰り道を歩いていると、あの時スプールをフリーにして走らせれば根がある方向に走らなかったのではないか、寄せて来た後向きを変えずに違う場所へ誘導すれば良かったのではないか、と段々と悔しさが込み上げてきました。
獲れてないので確証はないのですが、おそらくメータークラスのヒラマサ。ショアからは一生に一度出会うチャンスがあるかどうかというサイズの魚だったと思います。もう少しというところまで近づけたのにヒラスズキロッドでは無理があったか。或いは腕が足りなかったか。
今回の悔しい気持ちを糧にまた次なる獲物を求めて投げ続けたいと思います。
その前に持っていかれたルアーを買い直さないと。
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